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三田村千晴
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母の勧めで2歳よりピアノ、3歳よりヴァイオリンを始め、ピアノは11歳、ヴァイオリンは19歳まで先生に就いて学んだ。音楽教育に関して母は厳しく、毎日一定時間練習をするまでは寝ることすら許されなかった毎日。でも絶対音感が身についたのもそんな幼少期があったから。
ピアノやヴァイオリンではクラシックばかり演奏していたけれど、歌うのは流行のJ‐popだった。私の場合、カラオケヴァージョンの入っていないCDなど意味がなかった。CDは、聴くためではなく歌うためにあった。
何回か聴いて曲を覚えた後は、カラオケを流して歌い、それを録音して聴いて、また歌って・・そんな独り遊びが大好きだった。
今思えば、そんな小中学時代の「遊び」が、今の自分を創っている。当時の自分の歌には、今になっても励まされることが多い。歌うのが好きなんだよ。それが一番なんだ。
高校では、音楽部に入った。発声や呼吸の基礎を学びたかっただけなのに、そこは学校一厳しい部活。合唱漬けの3年間となった。私は学生指揮者も務め、部を率いる側になるまでにのめり込んだ。
3年生、最後のコンクールの全国大会で全国1位を獲得。岐阜県から県民栄誉賞まで受賞。部活以外何も出来なかったけれど、あの3年間は一生の宝物。
大学進学とともに2005年春に上京。
合唱からは離れ、バンドサークルに入りギターを始める。
バンドを組んで、自分の曲を初めて人前で演奏した。
クラシックと合唱しか学んでこなかった私にとって、新しいことばかりだ。戸惑いながら、楽しさも覚えていった。
でも、バンドは半年ほどで解散した。どこか着飾りすぎて重い服を着ているような気がしてきたから。
そして、2007年春よりソロでの活動を始め、今に至る。
自分の歌が誰かの役に立つとか、世界を変えるなんてことは思っていない。ただ歌うことが好き。
思うように人と付き合えなかったり、自分のいろんなところが嫌だと感じることは
毎日のようにあるけれど、歌を歌っている自分は好きだ。
だからずっと歌っていたい。
曲の中にど真ん中に、シンプルに歌が据わっている、そんなふうに歌えるひとになりたい。
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