発行・ライブハウス/渋谷アピア
アコースティック情報誌 Vol.111 2006.6月号
ハッピィクッキィズ

Happycookies

 「バンド組んでライブやろうぜ〜!」ってリーダーの思いつき(?)から、たまたま聞いたのが、遠藤ミチロウ氏著の「音泉MAP150」そして、その最初のページに載っていたのが渋谷アピア!「あ」だからね。で、アピアへ直行。「オーディションやるから来いや」って言われていったらあとはトントン拍子に・・・これがアピアとの出会いっちゃ出会いか。
 暗い店内、怪しい調度品の数々、怖いマスター、怖い店長、素敵なスタッフ・・・ここでやっていけるのか?ちょっと不安な気持ちもありつつ、気づいたらもう5周年ですって!途中諸事情で半年ほどお休みしたから、皆勤賞の3色ボールペンはもらえないけれど、まあ楽しくやってきたからいいか。
 楽しく?でもアピアほど緊張する場所ってないなぁ、これはいつまでたっても変わらない。ライブってそういうもんだなって思ってたけれど、ほかの場所でやる時はこれほどの緊張はないなぁ。やっぱりアピアには魔物画棲んでいるに違いない!
 そういえば、ライブの打ち上げで誰かが言っていた。「アピアは育ててくれるライブハウスなんだよ」確かにそうだ。あのリハーサルで頂点に達する緊張感は、僕たちを育ててくれる目による緊張なんだな。親の目?先生の目?いやアピアの魔物の目だ!この目にみつめられてみんな成長していくんだ、きっと。
 僕はこの5周年の記念すべきライブを、アピアの魔物に捧げたいと思う。ハッピークッキーズも5年でちょっとは成長したかい?って気持ちですね。
 「相変わらず音が小さくて聞こえねえよ!」っていわれそうだけど・・・


拝啓、ニル・アドミラリィ(=無気力・無感動)某
独り籠城
独り籠城HP  http://www.k2.dion.ne.jp/~hohoemi

季節の挨拶なんてヤボったいものは勘弁してもらって単刀直入に申し上げよう。
いったい君は、どうして何処までも僕に付きまとうんだい? ことに最近じゃ、本当に君をよく見かけるじゃないか!そして僕を襲い悩ませる。
公園でゲーム機片手に遊ぶ子供達の顔面に、牛丼屋の紅ショウガの中にも、自動販売機に20本入りで君が売られていたことだってあった!
思い起こせば小学校の教科書からの付き合いかもな。
そして、なにより君の実体がはっきり見えないんだ!
広告ネオンに、ブラウン菅…君の差し金かい?
でも、ほとぼり君を黙認し逃げるだけの生活に終止符を打とうと思うんだ。
杏露虫、妖子、坊っちゃん、おきゃんぴー、独り籠城、chebraiΣik、小日向結、マサーシー&THE HEARTBREAK BROTHERS、Ooze……
どいつか聞いたことないかい?知らなくても、まぁ、いい。でもそれが命取りになるんだぜ。
僕は彼等と出会った。そして君に対する僕のカードになったんだよ。 彼等は主に東京都内(そう!君のホームタウンだ!)で活動するアーティストだ。
僕は実体のない君に対抗しうる方法は音楽だと考えたんだよ。そして多面的に攻撃しようとも!
それを実現、可能にしたのがこの九組ってわけさ。
お察しの通り同封しているCDがそれの第一弾の試みの結晶さ。聞くも聞かないも君の自由さ。でもね、もうこの計画は着実に進んでる。
どうする? どう戦う?
どこに逃げる?
君の返信を楽しみにしているよ。
では、 またどこかで会おう!

木村和代映像展「6月の波」

映像作品から発生する時間と空間への提議です。感覚を刺激し、またその場から新たなものが発生することを望み企画する。

●<第1部>10分前後の作品を定期的に上映
6/2(金)3(土)4(日)13:00〜20:00
17:00〜映像運動体“銀河”と共奏
●<第2部>絶えず流れ消えてゆく映像と音の空間に出現する身体表現
6/23(金)24(土)25(日)13:00〜20:00(最終日のみ17時まで)
13:00〜20:00(最終日のみ17時まで)
出演:藤浦光俊・中林李沙・中間小織・中村達哉
(即興で舞う方も歓迎!)

●料金:1日500円(出入り自由)
●場所:アウトラウンジ
東京都豊島区南大塚3−39−9高津ビル5F
tel/fax: 03-3987-0087 

プロフィール:1974年3月15日うまれ。撮影という行為に起こる現象により、ヴィジュアルシャーマンと名のったりしているビデオグラファー。映像の持つ限定した時間と感覚に与える空間の支配性を音と共に探究し短い作品の創作をライフワークとしている。


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